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ハーレムとチート


ちょっと、困っています。なかむです。

ナニが困っているかというと。

おおよそ書いている小説の更新ががっつり止まっていることなんですが(;-ω-)ゞ

仕事とか諸事情により時間が取りにくいというのも大きいのですが いろいろと作品の方向性で悩んじゃっているのもあるんですよ(´・ω・`)

そんなに気にすることもないんでしょうが、Web小説の各ポータルサイトのランキングなど見たりすると、上位に入ってる作品の大半が「異世界、転生、転移、チート、無双、ハーレム」といったラインナップですよね?

こういうことを書くと色々と差し障りがあるかもしれませんが、個人的に「チート無双」と「ハーレムや逆ハーレム」がセットになっているものって、どこが面白いのか私にはわからんのです(。・´_`・。)

(あくまで、私の個人の感想であり個人の所見です。そういった作品群があってもいいと思うし、好きと感じるのも個人の自由ですし、そこを否定するつもりは一切ありません)

チート無双について。

言葉通りでいえば、常に労せず楽勝で無敵。ということになるんですが、これって、作中の他の脇役の人たちの人生経験や苦労して修練した技術を全否定してますよね?つまり、極論を言えば物語の役割として脇役の必要がない。

ぜんぶ主人公のチート能力で簡単に済んでしまうのなら、他の脇役を能力的特性でキャラ付けできない。それでも登場させるのなら「それなりの存在意義が必要なる」と思うんですよ。だって、存在意義もなく役割もないキャラなんて、作者の自己満足でしかないわけで。

この手のラノベだと、恋愛関係によって「存在意義」を与えられるキャラというのは、定番といえば定番なんですが……それさえも「ハーレムもの」では希薄化してしまう気がするのです。

多くの読者の中に「現実において円満にハーレムを築いていて皆しあわせ」という方は、特に日本人には殆どいないと思うんですよ。だから、ハーレム主の甲斐性や器のでかさとか、そういうのは想像の埒外になると思うんですよね。

変な例えかもしれませんが……w

「一般人である私(なかむ)の愛情量は100である。物語の主人公は500あるので、5人の女性と付き合える」

……愛情って数値化できるもんじゃないし、読者に5倍を納得させるだけの描写をちゃんとしなきゃいけないと思うんですが、それでもコレって変ですよね?

女性キャラだって記号じゃないから、その5分の1の愛情で満足できるのか?って部分もあるわけですよ。本能的に独占欲というのは存在しますから、それを無視して作れば嘘くさい虚構化したキャラか、あるいは平坦に記号化ししたキャラになってしまう気がするのです。そのキャラに「しょうがないなあ」とか納得するセリフを言わせたからといって、読者が納得するとは限らないわけで。

何十本か、その手の作品を読み込んでみたのですが、冒頭の異世界で四苦八苦しながら辛うじてチートで足場を築いて、ちょっとずつ仲間(ハーレム要員)が増えていく……というくだりは、私も面白いと感じるのです。

ですが、大半の作品は、その先を読むのが段々つらくなってきてしまうので、これは一体どういうことなんだ?と思った次第で。

そういった作品の中には、ランキングに入っていたり、書籍化してたり、たくさんの感想コメントがついてたりして、人気があって多くの読者の支持を得ている訳です。

つまり、私個人の「面白い」と、平均的な多くの読者が支持する「面白い」には、決定的に何か相違があるのではないか?という疑念に突き当たり、非常に焦っているのです。

私の「面白い」という基準が世間的にズレてるとすれば、私の書いているモノは「基本的にズレてる」ということになります。

小説家になろうサイトで、試験的に「身持ちの固い残念な転生サッキュバスさん」という作品を書き始めて、如実に考えさせられてしまったのですね。もっと、単純にわかりやすく記号的なキャラとシンプルなストーリーで十分なんじゃないか?読者さんが望んでいる話と、自分が書きたい方向が全然あってないのかもしれないな、と。

もちろん、Web小説のいいところは、作者の書きたいように書けるという点もあるとは思うのですが、極端に自己満足で独りよがりな作品は、あんまり読んでもらえないですし。書いて公開したからには、ちょっとは読んでもらえると嬉しいなあと思うわけで。

むしろ、そのへんのバランスの取り方が、作家の個性になっているのかもしれないとか思ったり。

まあ、色々と試行錯誤できるのもWebの特性かもなので。

いろいろと考えながら、ぼちぼちと書き進めることにしましょう(ノ∀`;)

……と、いうとりとめのない悩みでございました(;´Д`)スイマセン

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